.
おわりに代えて.
﹁
幸せ﹂
っ
てなに?
.
.
.
日常の大切さ.
私たちは誰一人として例外なく
、
ある日、
突然
、
この世界に、
この社会に送り出されて
きたのよね
。
.
みんな一人一人の意思とは関係なく
、
お母さん
、
お父さんのもとに送り出され
、
何十億という多くの人たちの
中から選ばれて
、
組み合わされて
、
いま、
この場所で家族としてつ
ながされているのよね
。
.
それはとっ
ても意味のあること
。
.
それは偶然ではなく、
すべて必然なこと
。
.
偶然は必然。
.
見えない糸で、
すべて決ま
っ
ていたことなのかも知れないわ
。
.
さらにそこから自分を心身ともに成長させ
てもらうために
、
何十億人の中から自分のた
めに選ばれた友達
、
仲間
。
.
ご縁という見えない糸でつながされた知り
合いの人たち
。
.
そんな家族、
知り合いと
、
当たり前のように顔を合わせ
、
当たり前のようにおし
ゃ
べりしている日常
。
.
自然に無意識にお互いのことを認め合い
、
尊重し合うようにな
っ
て
、
毎日、
ごくごく普通にさりげなく
、
特別なことではないおし
ゃ
べりや会話を交わして
いる
。
﹁
おはよう﹂
.
.
.
﹁
腹へっ
た︱
﹂
﹁
調子はどう?
﹂
.
.
.
﹁
行っ
てきま︱
す﹂
﹁
ごめんね、
また今度﹂
﹁
あっ
、
ど︱
も﹂
﹁
大丈夫?
﹂
.
・
・
・
.
たとえればきりがないほど
、
無数にある普通の平凡な会話
。
.
誰でも、
どこでも、
なにげなくし
ゃ
べっ
ている普通の日常会話
。
.
なにげない時間が本当は一番
、
最高にすばらしいのよね
。
.
気付かないうちに一番
、
きらきら光っ
ているのよね
。
.
そんな瞬間は、
すばらしい宝物なのよね
。
.
知らず知らず、
お互いがお互いにほほ笑み
合
っ
て、
誰かのためにな
っ
ているのが普通の日常会話
。
.
目には見えなくても、
みんなの周りには
、
小さな幸せの種が
、
きらきら光
っ
ているの。
.
今日はすぐ昨日になっ
ちゃ
っ
て、
目に見えない毎日毎日は次
々
と消えてい
っ
てしまう。
﹁
どうせ私なんか︱
﹂
﹁
うるさ︱
い﹂
なんて、
自分の心をいじめては
、
そんな大切な毎日に対
して
、
自分に対して、
と
っ
ても申しわけないでし
ょ
う?
.
もっ
たいないでしょ
う
?
.
唯一無二の存在である自分を一番に愛して
あげなくては
、
自分がかわいそうでし
ょ
う?
.
あなたに代わるものはないのよ
。
.
あなたの持っ
ているもの
、
備わっ
ているもの
・
・
・
精神も肉体も、
すべて父母から授けら
れたもの
。
.
父母は遥かの空の見えない力によ
っ
て、
あなたを預かり
、
よい大人としてち
ょ
っ
とでもお役に立つよう
、
社会に
、
世の中にお返しし、
送り出すのが小さな役
目
。
.
送り出された一人一人はよい大人としてお
日さまの下
、
自分に与えられた小さな役目を
果たす
。
.
小さな役目は大きな役目とな
っ
て、
社会に、
世の中に
、
きらめく幸せと平安をもたらすの
。
.
小さな役目の一つ一つが
、
幸せの種の光なのよ
。
.
素朴に、
素直に、
ただひたむきに
、
ただひたすらに
、
生きている姿が美しいの
。
.
尊いの。
.
あなたはそこにある、
そこにいるだけで
、
全身すべてが生命の塊で
輝いている
。
.
美しいの。
.
ありのままに大地に生きている姿が美しい
の
。
.
尊いのよ。
.
すべての人、
一人一人が
、
よく生きている、
それだけで役に立
っ
ている
。
.
特別な存在なの。
.
後はすべてみんな父母からのおまけの贈り
物
。
.
一人一人みんな違うおまけを頂いているの
ね
。
.
だから別の人のおまけをうらやましが
っ
たり
、
ねたんだりするより
、
自分が授かっ
たおまけを大切に
、
一生懸命みがいている方がい
いのよ
。
.
あなたのおまけはピカピカ光り出して
、
どんどん輝きを増して
、
あなたの全部をきらめ
きで包んでくれる
。
.
周りの人にも、
幸せの笑顔で
、
輝きのおすそ分けが出来るのよ
。
.
空はいつも一人一人を見つめ
、
見えない糸で大自然を操り
、
地上に今日も
、
この今も、
様
々
なものをもたらしている
。
.
私たちを様々
な悲喜劇に遭遇させ
、
一人一人を試している
。
.
悲しみも、
苦しみも、
嬉
︵
よろ︶
こびも、
怒りも
、
.
何億光年の彼方より見れば
、
一瞬のまばたき
。
.
悠久の時を流れる大河の一瞬の一滴
︵
ひとしずく
︶
。
.
太陽が、
星々
が愛おしく見守り続ける一滴
の生命
︵
いのち︶
。
.
果てしなく連なる無数の一滴
。
.
瞬︵
またたき︶
に地上に誕生する新たな一
滴の生命
。
.
瞬に大地に帰り、
空へと駆け上る一滴の生
命
。
.
悲しみも、
苦しみも、
嬉こびも
、
怒りも、
.
銀河の虹の輝きの一滴とな
っ
て、
虹色︵
なないろ
︶
に彩られる。
.
空に燦然︵
さんぜん︶
と刻まれる永遠の一滴
。
.
連綿とつらなり、
関わり合
っ
て、
物語は続く
。
.
太陽や星々
は悠久の空の彼方深く
、
遥かな記憶をさかのぼり
、
一滴の魂の伝説を今日も
静かに語り伝えている
。
.
・
・
・
・
・
・
.
・
・
・
.
空に刻まれている先人たちの歴史の物語を
引き継ぎ
、
いま、
私たちはその続きをつむい
でいるのよ
。
.
一日一日をわだかまりなく
、
なごやかに、
普通に生きること
、
平凡に暮らすことが
、
一番のお土産なのよね
。
.
なんといっ
ても、
心ゆるしあ
っ
た家族や、
知り合い
、
仲間とお茶したり
、
ご飯したり、
どこかへ出かけたりが
一番
、
楽しいよね。
.
一人一人の前にある幸せの扉は
、
全部、
違う色に彩られているの
だから
、
一人一人、
幸せの色は違うの
。
.
自分らしい色を見つけ
、
輝かせるのは、
自分の役目なのよ
。
.
周りの人と心ゆるしあ
っ
て、
おしゃ
べりして
、
笑い合っ
て、
お互い同士
、
笑顔のおすそ分けをしていると
、
扉は開け放たれて
、
あなたを幸せのきらめきで
包んでくれるわ
。
.
﹁
ぷりんてぃ
ん﹂
が輝いてくるの
。
.
見えない力はあなたをも
っ
と、
もっ
と輝かすために
、
あなたの持っ
ている、
備わっ
ている通りの道を示し
、
照らしてくれる
。
.
あなたは豊かな心を持
っ
て、
自分からはじまる次の世代への物語
をゆ
っ
くりとつむぎながら
、
導かれた道を歩んでいく
。
.
見えない力に応じ、
自分の選んだ道を完成
させるために
、
全精力を傾け
、
道を光り輝かせるのが自分に与えら
れた小さな役目
。
.
小さな幸せの種は、
私たちの日常の中に
、
い
っ
ぱい輝いているのだからね
。
.
何十億年の彼方から絶えることなく続く生
命の息吹きの声
。
.
愛が聞こえる.
耳をすますと.
.
.
愛が聞こえる.
風々
のそよめきの.
.
.
内︵
なか︶
から.
小鳥のさえずりの.
.
.
内から.
虫々
の鳴き声の.
.
.
内から.
草木の.
.
映︵
は︶
え.
.
.
生︵
は︶
える.
.
.
.
.
内から.
小川のせせらぎの.
.
.
内から.
雨々
のそぼ降る.
.
.
内から.
雲々
の輝きの.
.
.
内から.
あなたのほほ笑みの.
.
.
内から.
愛が聞こえる.
心を澄ますと.
ほら、
ね!
.
いっ
ぱい.
.
.
.
愛が聞こえる.
小さな場所にある大きな幸せに気付いた瞬
間から
、
自分の中で何かが変わるのよ
。
.
自分らしい幸せの色の扉が開かれて
、
自分だけの物語をつむぎ出
すことが出来るの
。
.
静かに扉の奥からまばゆい光が全身にそそ
がれてくるわ
。
.
自分の周りにある、
いろんなことに気付く
とね
、
笑顔のブ︱
メランが
、
周りの誰かからあなたへ
、
あなたからまた別の誰かへと輝い
て
、
みんなの笑い声がこだまし合うの
。
.
楽しい声がこだまし合うと
、
目には見えないものもこだまし合
っ
て
、
聞こえてくるのね。
.
小さな幸せの一つ一つが
、
あなたの宝石箱の中できらめいている
わ
。
.
お父さん、
お母さんの笑い声
、
あなたの笑い声
、
おじいさん、
おばあさんとのうれしい
おし
ゃ
べり・
・
・
.
お友達との楽しい会話
・
・
・
.
小さな幸せの種の一つ一つが
、
きらきら、
きらきら
、
光り出すとね
、
小さな笑い声にのっ
て、
どこからか小さな幸せのベルの音が鳴
り出すの
。
.
あっ
ちから聞こえてくる小さな幸せのベル
の音
・
・
・
.
こっ
ちからも聞こえてくる小さな幸せのベ
ルの音
・
・
・
.
あら?
.
あなたのいる場所からも
、
小さな幸せのベルの音が聞こえてくる
わ
。
.
小さな幸せのベルの音は
、
お互いに響き合い
、
一つ一つが共鳴し合
っ
て、
次第次第に、
も
っ
と大きな、
大きな幸せのベルの音が鳴り
響く
。
.
小さな幸せのベルの音は
、
大きな幸せのベルとな
っ
て、
地上に、
空に
、
海に鳴り響く。
.
幸せのベルの音が満ち満ちる
。
.
見えないものを慎︵
つつし︶
み敬︵
うやま
︶
い、
大自然を讃え・
・
・
そこから永遠の幸せのベルの交響曲が
聞こえてくる
。
.
永遠の幸せの、
希望の響きはゆるやかに
、
静かに光を放ちはじめ
、
あなたをやわらかな光
でくるんでくれる
。
.
やわらかなきらめきで
、
くるんでくれるわ。
.
明日はいつだっ
て透明
。
.
明日は澄んで明るく光
っ
ている。
.
野の草におはよう。
.
雲さん、
.
小鳥さん、
虫さん、
.
みんな、
みんな、
.
こんにちは。
.
後は﹁
ぷりんてぃ
ん﹂
と.
スキッ
プ.
スキッ
プね.
♪.
さあ!
.
みんな、
元気でいこう
!
.
小さな幸せのベルの音が今日も聞こえてく
る
。
﹁
おはよう﹂
﹁
こんにちは﹂
﹁
お久しぶり﹂
﹁
ご飯よ、
早く帰っ
てら
っ
しゃ
い﹂
﹁
まあ!
.
困っ
たわね︱
﹂
﹁
ちょ
っ
と待っ
て、
いま手がはなせないの
﹂
.
小さな幸せの交響詩が聞こえてくる
。
.
空に響き、
刻まれる日常という名の日
々
の交響詩が
。
.
きらきら、
きらきら、
響き合う
。
.
あなたから始まる物語が
。
.
一滴︵
ひとしずく︶
の生命
︵
いのち︶
の輝きが
。
.
未知の未来へと語り継がれる物語
、
.
永遠の世代へとつむがれ続ける物語
。
.
一滴の永遠の生命の輝きが
。
.
ほら!
.
今日も小さく聞こえてくる
。
.
幸せのベルの音が、
.
幸せの交響詩が。
.
あっ
ちからも、
こっ
ちからも
。
.
きらきら、
きらきら、
きらきら
、
と。
.
﹁
ぷりんてぃ
ん﹂
が笑
っ
てる。
.
あなたの中で﹁
ぷりんて
ぃ
ん﹂
が笑っ
てる。
.
幸せの宝石は、
いつでも
、
どんなときでも、
あなたのすぐそばで輝
いているわ
!
あなたにとって
今日という日が
明日という日が
幸せに満ちた一日でありますように
未女子日女