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ぷりんてぃ
んと.
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遊ぼうよ!
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第1
4
話.
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虹の彼方へ.
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その3.
さて、
前回、
美しい虹の先で
、
天使のムルち
ゃ
んに出会っ
たミ︱
ち
ゃ
んたち。
.
輝く雲に乗っ
て、
世界のあちこちを巡りま
した
。
.
行く先々
で多くのものを見て
、
その度に驚き
、
感動して・
・
・
.
やがて気が付くと、
広い広いサバンナの上
へと来ていました
。
﹁
わぁ
﹂
﹁
わぁ
、
すごい、
ほんとに動いてる
︱
﹂
﹁
ご本で見たのと、
おんなじだ
︱
﹂
.
そうです、
.
広い広い草原には、
.
ライオンさん、
.
キリンさん、
.
ゾウさん、
.
チ︱
タ︱
さん・
・
・
.
そのほかにも、
写真や本でしか見たことの
ない動物さんたちがい
っ
ぱい、
いっ
ぱい暮らしています
。
﹁
すご︱
い、
大きいな︱
﹂
﹁
わあ、
あんなに早く走れるんだ
︱
﹂
﹁
首を伸ばしてるよ︱
かわいいな
︱
﹂
.
もちろん、
初めて見る動物もたくさんいま
す
。
﹁
あれっ
て、
なんていう名前なんだろう
?
﹂
﹁
お母さんと子供かな︱
?
﹂
.
みんなびっ
くりしたり
、
おしゃ
べりしたり。
﹁
すごいな︱
、
すごいな
︱
﹂
.
と、
おおはしゃ
ぎです
。
.
そのとき、
ミ︱
ちゃ
んがに
っ
こり笑っ
て言いました
。
﹁
ねぇ
、
みんな、
あの動物たちの背中に乗れ
たら
、
楽しそうだね!
﹂
﹁
え︱
︱
︱
﹂
﹁
え︱
︱
︱
、
なに言っ
てるの
︱
﹂
.
と、
みんなはびっ
くり仰天です
。
.
そうです、
.
いまはみんな、
高い高い空の上にいるので
す
。
.
高い、
高い、
雲の上です
。
.
まして、
そこから、
地上にいる動物たちの
背中に乗るなんて
・
・
・
.
・
・
・
・
・
・
.
だけど、
ミ︱
ちゃ
んはぜんぜんへ
っ
ちゃ
らです
。
﹁
だいじょ
うぶ、
だいじ
ょ
うぶ。
みんなちょ
っ
と見ててね!
﹂
﹁
えっ
?
?
?
﹂
﹁
みんな見ててね!
.
ち
ょ
っ
と試してみるね!
﹂
.
ミ︱
ちゃ
んはピョ
︱
ンと雲の上から
、
大きく
、
ジャ
︱
ンプ、
です。
.
言い終わるか、
終わらないかのうちに
、
.
ピョ
︱
︱
ンと、
.
大きく、
.
ジャ
︱
︱
︱
︱
︱
.
︱
︱
︱
︱
︱
︱
︱
︱
.
︱
︱
︱
︱
︱
︱
ンプ!
.
・
・
・
です。
﹁
きゃ
︱
︱
﹂
﹁
ちょ
っ
と、
まっ
てよ︱
﹂
.
みんなはあわてて言いましたが
、
間に合いません
。
.
ミ︱
ちゃ
んは空中高く
、
ピョ
︱
︱
︱
ンです。
﹁
平気だよ︱
、
乗れるよ
︱
。
乗ればいいんじゃ
ない。
乗るぞ、
え︱
い
﹂
﹁
わあああ﹂
﹁
大変だ︱
、
あぶない︱
︱
︱
﹂
.
みんなは大騒ぎです。
.
空を飛んでいる鳥さんたちまで
、
﹁
わあ、
なにしてるんですか
︱
﹂
.
と、
びっ
くりです。
.
でも・
・
・
・
・
.
次の瞬間、
.
スト︱
ン、
とミ︱
ちゃ
んはチ︱
タ︱
さんの背中にみごとに着地し
ました
。
﹁
わぁ
!
﹂
﹁
きゃ
︱
﹂
.
雲の上のみんなは目がまん丸です
。
.
びっ
くりと、
どっ
きりで
、
目がまん丸です。
﹁
よし、
行け︱
、
行け︱
、
走れ︱
﹂
.
ミ︱
ちゃ
んは言いました
。
.
だけど、
なにより、
一番
、
驚いたのはチ︱
タ
︱
さんです。
﹁
わあ、
誰だよ、
ボクの背中に乗るのは
?
﹂
﹁
私はミ︱
ちゃ
んよ。
さあ
、
チ︱
タ︱
さん、
走
っ
て、
走っ
て︱
﹂
﹁
もう、
しかたないな︱
﹂
.
チ︱
タ︱
さんは言いました
。
﹁
わかっ
たよ、
走ればいいんでし
ょ
。
走るのは得意だからね
。
.
じゃ
あ、
ちゃ
んと落ちないようにつかま
っ
ててよ
!
.
いくよ︱
﹂
.
チ︱
タ︱
さんは、
﹁
そ︱
れ︱
﹂
.
と、
駆け出しました。
﹁
やっ
た︱
、
すごい︱
、
早いぞ
︱
、
早いぞ︱
﹂
.
ミ︱
ちゃ
んは大喜びです
。
.
雲の上にいるクロミ︱
ちゃ
んや、
し︱
まちゃ
んたちを振り返ります
。
﹁
ねぇ
、
楽しいよ。
みんなもおいでよ
!
﹂
﹁
え︱
︱
︱
︱
︱
﹂
.
.
.
☆.
.
.
.
.
.
☆.
☆.
.
.
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.
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.
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☆.
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.
.
.
.
☆.
.
☆.
.
.
.
☆.
.
.
.
.
.
.
.
☆.
さて、
とは言うものの
、
みんな心はワクワク
。
.
やがてみんな、
雲の上から降りて
、
次々
と動物たちに飛び乗りま
した
。
﹁
わぁ
、
楽しいけど、
怖い
︱
﹂
.
と、
クロミ︱
ちゃ
ん。
﹁
大丈夫ですよ、
私にまかせてくださいね
﹂
.
お母さんのゾウさんは言いました
。
﹁
すごい、
すごいな︱
。
ぼく夢だ
っ
たんだ。
ダチ
ョ
ウさんに乗れるなんて
、
夢見たい﹂
.
と、
し︱
まちゃ
ん。
﹁
私がいっ
しょ
だから、
大丈夫よ
﹂
.
と、
マダムは言いました
。
﹁
あの︱
、
ちょ
っ
と疲れたんですけど
︱
﹂
.
と、
チ︱
タ︱
さんは言いました
。
.
でも、
ミ︱
ちゃ
んはまだまだ元気い
っ
ぱいです
。
﹁
え︱
、
まだだよ︱
、
もうち
ょ
っ
と走っ
てよ︱
﹂
﹁
う︱
ん、
しょ
うがないな
︱
、
そ︱
れ︱
﹂
﹁
わあ、
早い︱
、
気持ちいい
︱
﹂
.
郵便配達屋さんも、
.
坊やのぷりんてぃ
んも
、
.
みんなみんな、
すごく楽しい
、
夢のようなひと時です
。
﹁
キリンさん、
すごい首が長いのであります
﹂
.
これはもちろん、
郵便配達屋さんですね
。
.
雲の上からみんなの様子を眺めていたムル
ち
ゃ
んは、
﹁
わあ、
みんな楽しそう
︱
、
喜んでもらえて、
うれしいわ
。
すてきな思い出をい
っ
ぱい作っ
てね
﹂
.
と、
ニコニコです。
.
あれ?
.
おやおや、
その後になんだかこんなことも
つぶやいていますよ
。
﹁
地上っ
てなんだか楽しそう
。
私も行っ
てみたいな
︱
﹂
.
さて、
楽しい、
楽しい
、
夢の国。
.
みんな動物さんたちと
、
もっ
と、
いっ
ぱい、
い
っ
ぱい遊んでね!
.
かわいい天使さんともお友達になれたし
、
夢がかな
っ
てよかっ
たね
!
.
ねっ
、
みんな!