.
ぷりんてぃ
んと.
.
.
.
.
遊ぼうよ!
.
第1
6
話.
ムルちゃ
んのお散歩.
.
.
.
.
.
その2.
さて、
前回、
地上にお散歩にきた天使のム
ルち
ゃ
ん。
.
いろいろ町を観て回っ
て、
楽しいひと時を過ごしていました
。
.
だけど、
そんなとき、
たまたまオタクなトリ
オの三人と
、
ばっ
たりと出会
っ
てしまっ
て、
さあ
、
大変!
.
なぜだか、
町を追いかけられることに
。
.
はてさて、
.
大丈夫でしょ
うか?
﹁
きゃ
︱
、
怖い︱
、
助けて
︱
﹂
.
ムルちゃ
んの声が町に響きます
。
﹁
まて︱
、
まっ
てくれ︱
﹂
﹁
まっ
て欲しいのだ﹂
﹁
お願いだ︱
、
写真、
一枚だけでも
︱
﹂
.
オタクなトリオの、
.
ナイス・
オ︱
くん、
.
セレブ・
タ︱
くん、
.
プリティ
・
ク︱
くん.
・
・
がムルちゃ
んを追いかけます
。
.
ムルちゃ
んと三人の声が交互に町中に響き
ます
。
﹁
きゃ
︱
︱
︱
﹂
﹁
まて︱
、
まっ
てくれ︱
﹂
﹁
きゃ
︱
︱
︱
︱
﹂
.
と、
そのときです。
.
一人の女の子がその様子をたまたま目にし
ました
。
﹁
大変なのだ、
事件なのだ
!
﹂
.
ちょ
っ
と派手な服装をした女の子
。
.
いっ
たい誰でしょ
う?
.
そう、
この子はファ
ンタジアランドの有名
幼稚園
、
.
マジカル幼稚園に通う女の子
、
ぷくぷくショ
ッ
コタン、
です。
.
﹁
ショ
コタン﹂
.
.
.
ではなくて、
.
﹁
ショ
ッ
コタン﹂
.
.
.
.
ですよ☆.
ちょ
うどお供のぷりんて
ぃ
ん、
.
青いぷりんてぃ
んのクリスタと
、
.
黄色いぷりんてぃ
んの
、
ピピン、
.
・
・
をつれて町をパトロ
︱
ルしていたのです
。
.
ショ
ッ
コタンは正義のマジカル幼稚園児な
のです
。
﹁
やや!
.
やや!
.
事件発生なのだ。
天使さんが追いかけられ
ているのだ
。
大変なのだ
。
.
ピピン、
クリスタ、
行くのだ
︱
﹂
.
ショ
ッ
コタンは叫ぶと同時に猛ダ
ッ
シュ
です
。
﹁
大変だ﹂
﹁
大変だ﹂
.
と、
ピピンとクリスタも後に続きます
。
.
さて・
・
・
﹁
ダメなのだ、
ダメなのだ
、
ダメなのだ。
天使さんをいじめたら
、
ダメなのだ
︱
﹂
.
ショ
ッ
コタンはスティ
ッ
クをパタパタ振っ
て
、
三人の前に立ちふさがりました
。
﹁
ダメなのだ、
君たちは悪いことをしている
のだ
。
ショ
ッ
コタンは天使さんを助けるのだ
。
.
魔法で守るのだ。
.
ガ︱
ドの魔法、
.
キラキラ・
スプラッ
シ
ュ
・
シャ
ワ︱
﹂
.
3人組は突然現れたシ
ョ
ッ
コタンにびっ
くり
。
﹁
わっ
﹂
﹁
うわぁ
︱
﹂
﹁
道をふさがれたのだ︱
﹂
.
天使さんに近づけなくな
っ
て、
三人はショ
ボ
︱
ンです。
﹁
キラキラ・
スプラッ
シ
ュ
・
シャ
ワ︱
!
.
シャ
ワ︱
!
.
シャ
ワ︱
!
﹂
.
ショ
ッ
コタンは一生けんめい叫びながら
、
魔法の言葉を繰り返し
ます
。
.
だけど、
星がちょ
こっ
とキラキラと出てくるだけ
。
.
あまりうまくいかないようです
。
.
やっ
ぱり、
まだまだ、
見習い魔法使いさんな
のですね
。
.
ピピンとクリスタも、
﹁
う︱
ん、
やっ
ぱり、
まだまだ
、
魔法使いとしては未熟だな
︱
﹂
﹁
ぼくたちがちゃ
んと付いててあげないとね
﹂
.
と、
うんうんと、
うなずきあ
っ
ています。
.
とはいえ、
ムルちゃ
んは一安心
。
﹁
まあ﹂
.
と、
ほっ
として足を止めました
。
﹁
ち、
違うよ︱
、
ぼくたちは天使さんと写真
を撮らせてもらおうと
思
っ
ただけだよ︱
﹂
﹁
本物の天使さんに会えてうれしか
っ
ただけなんだよ
︱
﹂
﹁
握手してもらおうと思
っ
ただけなのだ﹂
.
オタクなトリオはショ
ッ
コタンに、
一生けんめい説明をしました
。
.
ショ
ッ
コタンも納得です
。
﹁
なんだ、
そうだっ
たのか
︱
﹂
.
天使のムルちゃ
んも、
ほ
っ
と一安心です。
﹁
そうだっ
たんですか。
それなら
、
そう言っ
てくだされば
、
よかっ
たのに
﹂
.
ショ
ッ
コタンはうなずきます
。
﹁
そうなのだ、
最初はち
ゃ
んと、
ごあいさつをしないとダメなのだ
﹂
.
ピピンとクリスタも言いました
。
﹁
突然、
追いかけるのはよくないですよ
。
誰でも怖が
っ
て、
びっ
くりして
、
逃げちゃ
いますよ
﹂
﹁
ダメだぞ﹂
.
三人は反省です。
﹁
そうだよね。
天使さん
、
驚かせてごめんなさい
﹂
﹁
ごめんなさい﹂
﹁
ごめんなさい﹂
.
オタクなトリオの三人
、
.
ナイス・
オ︱
くん、
.
セレブ・
タ︱
くん、
.
プリティ
・
ク︱
くん.
・
・
はペコリと頭を下げて
、
あやまりました
。
﹁
まあ!
.
そんなに気になさらなくて
、
いいんですよ
﹂
.
ムルちゃ
んはにっ
こりとほほ笑みました
。
.
もうすっ
かり誤解はとけたようですね
。
.
さて、
そんなこんなで
、
みんなはすっ
かり仲よしになりました
。
﹁
それじゃ
ショ
ッ
コタンが記念にいい写真を
撮
っ
てあげるのだ。
みんな並ぶのだ
﹂
.
オタクなトリオの.
オ︱
くん、
.
タ︱
くん、
.
ク︱
くん、
.
そして、
.
天使のムルちゃ
んは、
に
っ
こりと笑っ
て、
はい
、
ポ︱
ズ、
です。
﹁
それじゃ
、
いくのだ︱
。
あっ
ぱれ、
かっ
ぽれ
、
でかした、
めでたい♪
.
は︱
い、
みんな笑うのだ
︱
﹂
﹁
は︱
い﹂
とみんなはますますに
っ
こりです。
.
カシャ
!
.
さて、
さて、
いい写真は撮れたかな
︱
?
.
ピピンとクリスタもニコニコです
。
﹁
みんな誤解が解けて、
よか
っ
たね︱
﹂
﹁
ショ
ッ
コタンも役に立てたしね
︱
﹂
.
そうです、
ショ
ッ
コタンはまだまだ未熟な
ところもありますが
、
元気い
っ
ぱい、
どんなことにも一生けんめい
な幼稚園児なのです
。
.
その後はみんなで握手
。
.
みんな仲よくお友達になりました
。
.
みんな、
楽しい思い出ができて
、
よかっ
たね
!
.
さて、
さて、
.
ムルちゃ
んはもうしばらく地上にいるよう
です
。
.
そう、
.
ムルちゃ
んのお散歩はもう少しだけ続きま
す
。
.
はて、
さて・
・
?