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ぷりんて
んと
遊ぼうよ
お嬢さまの恋
おや
おやおや
どこからともなく
きれいな
きれいな音
楽が流れてきます
てもすてきな音
楽に町を行き交う人た
ちも心あらわれていま
そう
町でも有名な
バイオリン弾きさんが
音楽を奏でているので
まあ
なんて
すて
きな音楽なんでし
うど町にお買い
物に来ていたぷりんて
んのお嬢さまは足を
止めて
音楽に聞き入
りました
本当にすてきな音楽
すてきな人ね
お嬢さま
そろそろ
お帰りにならないと
旦那さまに怒られます
お買い物のお供をし
ている執事さんは言い
ました
もう少しだけ
いけません
お嬢さ
お嬢さまは仕方なく
執事さんに付いて歩き
出しました
ついつい
後ろを振
り返
てしまいます
妙なるメロデ
が町
中に響いています
ああ
どうして
しま
たんだろう
の方と一言
お話をし
たい
お友達になりた
お嬢さまは町で出会
たバイオリン弾きさ
んのことが片時も頭か
ら離れません
ため息をついては
バイオリン弾きさんの
ことばかりを思
てい
ます
お食事も喉を通りま
せん
お父さんは心配でな
りません
たい娘はどうし
てしま
たのだ
この
ままでは病気にな
しまう
やせ細
てし
まう
おろおろ
おろおろ
心配するばかり
執事
なにか心当た
りはないか
いえ
旦那さま
れは
執事さんは町での出
来事を言い出すことが
出来ません
お嬢さまはため息ば
かり
小鳥さんも
元気を出
しなよ
と鳴いていま
すが
どうしようもあ
りません
やや
これはなんな
のだ
町をムルち
んとい
に歩いていたシ
コタンは言いまし
お付きのぷりんて
ピピンが首から下
げている水晶玉
この水晶玉は
真実
の水晶玉
とい
近くに困
た人がいる
その姿を映し出す
機能があるのです
水晶玉の中にお嬢さ
まの姿が映
ています
お嬢さまの心の中も
水晶玉を通して
コタンやムルち
に伝わります
そうか
お嬢さまは
バイオリン弾きさんが
好きにな
てしま
のだ
コタンは言い
ました
まあ
すてき
私た
ちの力で
なんとかし
てあげまし
うよ
ムルち
んも言いま
ピピンとクリスタも
うなずきます
そうだね
このまま
病気にな
うよ
こんにちは
なのだ
はじめまして
コタンとムル
んはお嬢さまの家
へとや
てきました
お父さんの旦那さま
執事さんが出てき
ます
なんの用かな
旦那さまは言いまし
このままだとお嬢さ
まが病気にな
てしま
うのだ
コタンは言い
ます
むむ
なぜそ
れを
お嬢さまのお父さん
ムルち
んは言いま
した
お嬢さまはすてきな
恋をしているんですよ
町にいるバイオリン
弾きさんに
ぜひ会わ
せてあげてください
むむ
執事
そう
なのか
はい
旦那さま
実は
執事さんは町での出
来事を旦那さまに説明
しました
旦那さまはうなずき
ます
馬鹿者
そういうこ
とは早く言わんか
さあ
それでは
ムルち
んはに
りとほほ笑みます
みんなで
まいりま
まあ
バイオリン弾
きさん
お会いしたか
みんなの応援を得て
お嬢さまはバイオリン
弾きさんのところへと
会いにいきました
ぼくもあれから
なたのことが忘れられ
なか
たのです
バイオリン弾きさん
も言います
ムルち
んは手を叩
いて
天使の祝福を二
人にささげます
まあ
すてき
本当
によか
たわ
よか
たのだ
祝福
のキラキラシ
のだ
コタンもステ
クを振
お祝
いです
むう
旦那さまは
とだけ複雑な顔をして
いましたが
うむ
うなずきました
なかなかまじめそう
な青年だな
みんなの祝福を受け
二人はと
ても幸せで
コタンは明る
元気に言いました
バイオリン弾きさん
それではお祝いの曲を
弾くのだ
はい
バイオリン弾きさん
の奏でる音楽に合わせ
お嬢さまも歌いま
ほら
耳をすまして
ください
てもすてきな調
そして
てもす
てきな歌声です
くるくる回る
お花
のワルツ
ゆるゆる回る
私の
思い
いつか
いつか
と届く
私の思いはワルツの
調べ
いつか
いつか
とかなう
私はあなたとワルツ
を踊る
るるる
ららら
花のワルツ
るるる
ららら
の思い
私は
あなたと
ルツを踊る
二人の未来を祝福す
るかのように
優しい
バイオリンの調べと歌
声は
いつまでも
つまでも
町に響きつ
づけました
地上はと
ても楽し
どうもありが
とう
みなさん
天使のムルち
んが
お空に帰る日が来まし
ムルち
んは色
人と出会い
地上の多
くの幸せを確認できて
ても嬉しくなりま
した
さあ
もうそろそろ
帰らなくち
そうですね
お空の
上から
ぷりんて
と共に愛をお届けする
お仕事も待
ています
なごりおしいけど
そろそろ戻らないと
それじ
クリスタ
とピピンに送らせるの
まあ
ありがとう
コタンの申し
出に
ムルち
んも大
喜び
ムルち
んはクリス
タのマントに乗
空へと帰
ていきまし
皆さん
ありがとう
また遊びにきますね
いつでも
てい
るのだ
バイバイ
たね
なのだ
さて
こうして
ルち
んはお空の彼方
へと帰
ていきました
今度はいつ遊びに来
るのかな
もちろん
ぷりんて
んのお話はまだまだ
続きます