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第九章.
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秘められた力.
心まで病気に.
.
.
したくないよね.
みんな誰でも、
毎日、
心地よく楽しい日
々
を過ごせたら
、
うれしいな
︱
、
っ
て思っ
ているけれど
、
そんな毎日ばかりではないのよね
。
.
ちょ
っ
と風邪をひいただけで
、
頭は、
ボ︱
ッ
として、
気分は最悪。
.
疲れきっ
ちゃ
っ
て、
なにもする気になれな
い
。
.
そんなことっ
てあるわよね
。
.
まるで迷路にでも迷い込んでしま
っ
たように
、
心はふさがれて、
深い闇におおわれてし
ま
っ
たり・
・
・
と、
ちょ
っ
とした病気一つにも
、
私たちの心は左右されて
、
まっ
たく動かなくな
っ
てしまうのよね
。
.
体の調子次第で、
心がま
っ
たく動かなくなる
。
.
その反対に、
心模様を一つ変えるだけで
、
体が動く
。
.
意識を変え、
気持ちを変えると
、
動き出す体
。
.
すべてが輝き、
動き出すの
。
.
心に支配されている体
。
.
体に支配されている心
。
.
二つが車の両輪のように一つにな
っ
て、
私たちを動かしている
。
.
それが私たちなのよね
。
.
一方が動かなくなると
、
もう片方も動かなくな
っ
てしまう。
.
一方が頑張ると、
もう片方も頑張れる
。
.
病気になっ
たり、
体調をくずして思うよう
に動けなくな
っ
たりしたときには
、
とっ
てもつらいけれど
、
心が頑張ることで
、
すこしずつ輝くことが出来るの
よ
。
.
心まで病気になっ
てしまうと
、
本当に自分がダメにな
っ
てしまう。
.
心まで、
病気にしたくないよね
!
.
自分の心は自分のものなのに
、
自分で見ることは出来ない
。
.
さわることも、
つかむことも出来ない
・
・
・
不思議な心。
.
体が健康であることが大切なように
、
心が健康であることはその
何倍も大切なこと
。
.
だっ
て、
﹁
心﹂
は私たちそのものなんだも
の
。
.
自分そのものは、
自分の心と同一
。
.
私たちは、
自分の心と同一
。
.
それなのに、
まっ
たく分からない
、
漠として
、
自分でも理解できない心
。
.
ときには不安になっ
てしまうよね
。
.
そんなときは、
そっ
と胸に手をあててみて
。
.
私たちの中にある心。
.
見えない心。
.
でも、
だからこそ・
・
・
だからこそ、
見えないからこそ
、
この世で唯一無二
、
誰にとっ
ても
、
一番、
尊く、
美しいものが
﹁
心﹂
なのよ
。
.
一人一人はみんな、
見えない心に司
︵
つかさど
︶
られているのよね
。
.
自分の中で、
一番、
大切な
、
尊い心ですもの
。
.
いつだっ
て、
心を、
自分を輝かせていたい
よね
!
.
思い通りにならないときほど
、
反対に輝かせていたいよね
!
.
だけど、
本当に﹁
心﹂
っ
て不思議よね︱
。
.
一番、
身近な、
自分の中で心は生きている
のに
、
いまだかつて誰も見つけて
、
つかまえたことがないのよ
!
.
﹁
心﹂
っ
て、
すごい、
す
っ
ごいやつだよね︱
!
.
心は形を変幻自在に変える雲のように
、
いつも形を変えて
、
私たちの中を流れていく
。
.
とりとめもなく、
もろく
、
不安定で、
ふわふわ
っ
と移ろいやすく、
あやふやで
、
漠としている
。
.
だから自分の心をしっ
かりとつかまえているの
っ
て、
とっ
ても難しいこと
。
.
ときにはまるで、
寄せては返す波のように
、
満ちたり
、
引いたり。
.
ゴム紐のように、
伸びたり
、
縮んだり。
.
風船のように、
ふくらんだり
、
しぼんだり。
.
振り子のように、
右へ左へ
、
回転したり。
.
一生、
そのくり返し。
.
自分でもわからない。
.
わからないから、
すぐ不安になるのよね
。
.
ちょ
っ
と体調が悪くな
っ
たり、
ささいな切っ
掛けで、
心まですぐに病気にな
っ
てしまう。
.
だけど、
心が頼れるのは
、
あなただけ。
.
心は自分を頼みとするほか
、
ないのよ。
.
心は夜空にきらめく星の数ほど
、
あなたの中に
、
無数に、
無限にあるの
。
.
さまざまな形をとり、
あなたの中で輝いてい
るの
。
.
やるべきことをやり、
やさしく
、
まっ
すぐに毎日を過ごしていれば
・
・
・
ひたすらに、
ひたむきによく生きてい
れば
、
かならず心は降りてくる
。
.
いつのまにか、
寄り添
っ
てくれるのよ。
.
自分のすべてを・
・
・
.
自分の一番、
大切な心を
、
やさしくくるみ、
周りの人をやさしい眼
差しで受け止めている
と
、
自然とあなた自身が幸せの光でくるまれ
るの
。
.
思い通りにならなかっ
たものだっ
て、
自然と動くようになるわ
!
.
心が病気になりそうにな
っ
たら、
心をふんわりと
、
やわらかいマシ
ュ
マロでくるんであげてみようよ
!
.
心をマシュ
マロのように
、
ぷにゅ
ぷにゅ
にしてあげるとね
、
心は、
気持ちいい
︱
!
っ
て、
あまりの心地よさに
、
ゆ
っ
くり手足をひろげて
、
とけてくれるからね
!
.
マシュ
マロになっ
たあなたの心は
、
別の人の心まで
、
心地よく、
やさしくくるんであげ
られるのよ
。
.
心をおおっ
た殻を一枚ずつ取りのぞくとね
、
あるがままのあなたが
光り出すのよ
。
.
心を取り巻いていた靄
︵
もや︶
が流れていく
。
.
自分でも気がつかなか
っ
た、
わからなかっ
た
、
あなたの中の無限の可能性が輝きだすの
。
.
﹁
内なる美﹂
﹁
無形の美
﹂
﹁
美しい心﹂
の、
﹁
ぷりんてぃ
ん﹂
が輝きだすの
。
.
心の声に耳をすますと
、
あなたならではの勇気が照らし出される
。
.
一つ、
また、
一つ。
.
あなたの心、
感性が輝く勇気に導いてくれ
る
。
.
あなたの想いは無心。
.
純粋で、
正直。
.
直感は無心。
.
無意識からの教え。
.
あなたがいま、
本当はどうありたいのかを
教えてくれるわ
。
.
心の声を信頼して、
逆らわずに
、
勇気をだして行動するなら
、
いつでも扉は開かれるの
よ
。
.
まっ
すぐ心が輝き、
導いてくれるわ
。
.
さまざまなものが動き出す
。
.
あなたの中で動き出す
。
.
すこしずつ、
すこしずつ
、
.
でも、
確実に。
.
ときには、
両手を大きく
、
大きく伸ばして、
目をつぶ
っ
てみるの。
.
大自然のすべての輝き
、
お日さまの輝きを全身に浴びて
、
そのすべてにくるまれて
、
目をつぶ
っ
てみるの。
.
目を閉じて、
すべてを忘れ
、
空とも、
植物とも
、
水の流れとも一つになるの
。
.
あなたの悩みも、
苦しみも
、
光の彼方へと吸い込まれて
、
あなたの中から消えていく
。
.
目を閉じているあいだに
、
あなたはあなたでなくなり
、
すべての輝き
・
・
・
まばゆい自然の中にとけて
、
いままでのあなたは消えて
いくの
。
.
病気になっ
ていた心も浄化されていく
。
.
目を閉じていても、
これまで見えなか
っ
たものが見えてくる
。
.
何億光年もの輝き、
悠久の空
、
悠久の大自然
、
悠久の心、
悠久の人
々
の輝き・
・
・
そして
、
あなたが歩んできたすべての道のり
・
・
・
.
悠久の心、
悠久の人々
の想いを受け止め、
受け継いだあなたの心
は
、
おだやかに、
ゆっ
たりと
、
たゆたうの。
.
不安はすべて取りのぞかれ
、
澄みきっ
た純真な心で満たされてく
る
。
.
あなたは、
そっ
と目を開ける
。
.
新しい別のあなたによみがえ
っ
ている。
.
別のあなたが、
ほほ笑みかけてくれる
。
.
心をやわらかく、
しなやかに鍛え
、
豊かにな
っ
たあなたは、
もう自分の弱さに負けるこ
とは決してないわ
。
.
病気なんかに負けることはない
。
.
心の病︵
やまい︶
になんか負けることはな
い
。
.
ほら!
.
あなたの目の上には、
遠く
、
遠く、
遥かな大空がひろが
っ
ている。
.
そんなことにも気づかなか
っ
た。
.
どこかでいつもあなたを見守
っ
てくれている人がいる
。
.
大自然も見守っ
てくれている
。
.
気がつかなくても、
たくさんの人に支えら
れている
。
.
多くの、
多くのものに支えられている
。
.
空と大地と自然、
そのまん中に自分がいる
。
.
いままでとは違うなにか
、
.
全身に目には見えない大きな光
、
輝くエネルギ
︱
を感じている自分がいる
。
.
なにからも解き放たれた不思議な自分がい
る
。
.
誰だっ
て、
大きな翼をつけることができる
のよ
!
.
さあ、
いっ
しょ
に、
空に羽ばたくわ
!
﹁
お︱
い、
新米さん!
.
なにをよろよろしてるんだい
?
.
あ︱
あ、
見てらんないよ
。
羽根をわけてあげるから
、
し
っ
かり飛べよ!
﹂
.
小鳥さんが笑っ
てる。
.
小鳥さんもあなたにまた一つ
、
大きな翼をつけてくれたわ
。
﹁
がんばれ!
﹂
﹁
がんばれ!
﹂
っ
て応援してくれている
。
.
もう、
大丈夫!
.
ほら、
ね、
もうどこへでも自由に飛んでい
けるわ
!
.
あっ
、
向こうの山のて
っ
ぺんに古い大きな木が生えている
。
.
ちょ
っ
とごあいさつをしていきまし
ょ
うよ!
﹁
こんにちは、
立派な、
立派な
、
大木さん。
何歳ですか
?
﹂
﹁
何歳かっ
て?
.
ははは
、
そうだな、
何百歳か忘れち
ゃ
っ
たよ。
ずっ
と、
ずっ
と、
ここに立
っ
ているからね。
・
・
・
私に気づいてくれてうれしいよ
。
ひさしぶりにおし
ゃ
べりができて
、
うれしいな﹂
.
この世界には多くの、
多くのものが息づいて
いる
。
.
生きとし生けるもの・
・
・
.
空にも、
大地にも、
水の中にも
。
.
みんな一生懸命に生きている
。
.
向こうの大海原には、
くじらさんがいるわ
。
.
元気よく潮を噴き上げている
。
﹁
こんにちは、
どちらへ
?
﹂
﹁
やあ!
.
な︱
に、
のんびり世界漫遊の旅の
途中さ
!
﹂
.
あなたの心は生き生きと弾んでいる
。
.
大草原を疾走する動物たち
。
.
大陸から大陸へと移動する渡り鳥の群れ
。
.
密林の生きものたち。
.
あなたが立ち寄っ
た先
々
から、
歓びの笑い声がしている
。
.
あはははは︱
、
.
おほほほほ︱
、
.
うふふふふ︱
、
.
・
・
・
.
あなたの心はすべての大自然と交歓し合
っ
て
、
満たされてくる。
.
海や、
川や、
大地のすみずみから
、
せせらぎの音が
、
そよめきの音が
、
さわめきの音が、
鳥や生きものたちのお
し
ゃ
べりの音が、
静かにひそやかに流れはじ
める
。
.
多くの音が共感し合い
、
こだまし、
共鳴し合
っ
て、
次第次第に高ま
っ
てくる。
.
お互いを讃え合い、
いつしかコ
︱
ラスを奏で出す
。
.
翼にくるまれたあなたは
、
全身を輝かせている
。
.
しっ
かりと両方の足で大地に立ち
、
指揮をしている
。
.
空と大地が一つになっ
て奏でる大コ︱
ラス。
.
永遠の彼方まで響きわたる歓びの声
。
♪
.
心に翼を.
.
.
.
ありがとう.
.
手と手に.
.
.
夢をありがとう.
.
飛んでる彼方は.
.
.
ミラクルランド.
.
あなたとあなたと.
.
あなたとあなたと.
.
スキッ
プの.
.
.
ぬくもりは.
.
.
.
ほほ笑みに.
.
.
.
.
満ち満ちて.
.
輪になろう.
.
みんなは.
.
.
ミラクルランド!
.
.
光り輝く.
.
.
ミラクルハ︱
ト!
.
﹁
心﹂
は年中無休で、
せ
っ
せ、
せっ
せと働き続け
。
.
疲労困憊︵
こんぱい︶
していても
、
愚痴も言わずに
、
働いてくれている
。
.
だけどね、
﹁
心﹂
だっ
て忙しすぎると、
自分自身を見失
っ
てきてしまうときがあるの
。
.
病気になっ
てしまう。
.
だからね、
ときには﹁
心﹂
にもゆっ
くりとお休みを取
っ
てもらいまし
ょ
う。
.
やわらかな時の流れに心を遊ばせるのね
。
.
心のすべてを取り払っ
て、
心をぬるま湯にひたしたり
、
軽く日光浴をさせてあげたり
。
.
もちもちっ
とした心を取り戻したら
、
もう大丈夫よ
。
.
あなたも大丈夫。
.
リフレッ
シュ
した﹁
心﹂
を手に入れ、
正しい
﹁
心﹂
で、
よりよい毎日を過ごせるよう
に
、
まっ
すぐ前を向いて
、
歩いていけるわ。
.
さまざまなものに取り組んでいける
。
.
ほほ笑みといっ
しょ
にね
!
.
あなただけが知っ
ている心の風景
、
心の輝き
!
.
それは大切な宝物。
.
いつも大切に、
大切にしていこうね
!
心が病気になりそうになったら、
すべてのものを取り払って、
ときには、‘心’にも
ゆっくりとお休みを。
もちもちっとした心を取り戻したら、大丈夫。
自分でも気がつかなかった、
わからなかった、
あなたの中の無限の可能性が輝きだします。
心の声に耳をすませば、
見失っていたものを取り戻し、
あなたならではの幸せの景色が照らし出されます。