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ぷりんてぃ
んと.
.
.
.
.
遊ぼうよ!
.
第1
1
話.
.
.
.
節.
分.
さて、
お天気のいいある日のこと
、
.
.
今日もミ︱
ちゃ
んとクロミ
︱
ちゃ
んは、
いつものように
、
ぷりんて
ぃ
んたちと公園で楽しく遊んでいました
。
.
ところが・
・
・
・
.
.
おやおや?
.
いっ
たいどうしたのでし
ょ
う?
.
お遊びの途中で、
ミ︱
ちゃ
んとクロミ︱
ちゃ
んは、
﹁
もう帰るね︱
﹂
.
と、
言っ
て、
ぷりんて
ぃ
んたちに、
バイバイをしたのです
。
﹁
バイバイ﹂
﹁
またね︱
﹂
﹁
あれ?
.
もう帰っ
ちゃ
うの︱
﹂
﹁
え︱
、
なんで︱
、
もっ
と遊ぼうよ﹂
﹁
そうだよ︱
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちは口
々
に言いました。
﹁
ねぇ
、
まだ早い時間だよ
﹂
.
そうです、
いつもなら
、
日がかげるまで、
も
っ
といっ
ぱい、
いっ
ぱい遊んでいるのです
。
.
まだ遊びはじめたばかりです
。
.
でも、
ミ︱
ちゃ
んとクロミ
︱
ちゃ
んは、
﹁
ちょ
っ
と用事を思い出したの
︱
、
またね︱
﹂
﹁
ごめんね︱
﹂
.
・
・
と言っ
て、
帰っ
てしまいました
。
.
ぷりんてぃ
んたちはし
ょ
んぼりです。
﹁
つまんないな︱
、
ぼくたちも帰ろうか
︱
﹂
.
ぷりんてぃ
んのひとりが言いました
。
﹁
うん、
そうだね﹂
﹁
そうだね﹂
.
ほかのぷりんてぃ
んたちもうなずきます
。
.
というわけで、
しかたありません
.
まだ早い時間ですが、
ぷりんて
ぃ
んたちもお家へと帰ることにしま
した
。
.
みんな、
しょ
ぼ︱
んです
。
.
と、
と、
と、
ところが
・
・
・
.
%
:
&
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@@
;
:
z
@
%
%
#
#
.
@
@
!
!
!
!
!
!
!
.
そうです、
突然・
・
・
.
突然、
公園の木のかげから赤鬼と青鬼が現
れたのです
。
﹁
がお︱
、
怖いぞ、
怖いぞ
︱
﹂
﹁
ばあ﹂
﹁
ぎゃ
︱
、
なんだ、
なんだ
︱
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちはび
っ
くりです。
﹁
やい、
私は青鬼だぞ︱
、
怖いぞ︱
﹂
﹁
私は赤鬼よ。
怖いでし
ょ
﹂
﹁
きゃ
︱
、
怖い︱
、
怖いよ
︱
﹂
﹁
大変だ、
逃げなきゃ
!
.
でも、
う︱
︱
ん﹂
.
そうです、
早く逃げないと
、
鬼たちに、
ぱくん
、
と食べられてしまいます
。
.
でも、
ぷりんてぃ
んたちは目が回
っ
て、
腰が抜けてしまいました
。
.
そのときです!
.
ぷりんてぃ
んのひとりが
、
はっ
と気がつきました
!
﹁
そうだ!
.
みんな、
鬼の退治には豆だ
!
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちはい
っ
せいに勇気をふるっ
て、
豆を鬼に向かっ
て投げました
。
﹁
鬼は外︱
、
鬼は外︱
﹂
﹁
鬼は外︱
、
鬼は外︱
﹂
﹁
鬼は外︱
、
鬼は外︱
﹂
﹁
ぎゃ
︱
、
これはたまらない
﹂
.
鬼たちは思わず声をあげました
。
﹁
痛い、
痛い︱
!
.
でも
、
まだまだ平気だぞ!
﹂
﹁
鬼は外︱
、
鬼は外︱
﹂
﹁
鬼は外︱
、
鬼は外︱
﹂
.
﹁
鬼は外︱
、
鬼は外︱
﹂
﹁
きゃ
︱
、
やっ
ぱり痛い
︱
﹂
.
ついに鬼たちはあわてて逃げ出しました
。
﹁
助けて︱
﹂
.
やっ
たね!
.
ぷりんてぃ
んたちは大勝利です
!
﹁
よし、
効いてるぞ!
.
鬼は外︱
、
鬼は外︱
﹂
﹁
痛い、
痛い︱
、
助けて
︱
﹂
﹁
みんな、
ごめんごめん
、
降参、
降参︱
!
﹂
﹁
あれれ?
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちは、
豆をまくのをやめまし
た
。
.
目をぱちくりです。
.
鬼たちが急によく聞きなれた声で
、
しゃ
べりはじめたのです
。
.
.
?
?
?
?
.
?
?
?
﹁
みんな、
ごめんね︱
。
もう私たちの負け
︱
!
﹂
﹁
あれ︱
︱
︱
?
?
?
﹂
.
そうです、
鬼の正体はミ
︱
ちゃ
んとクロミ︱
ちゃ
んだっ
たのです。
.
考えてみると、
今日は節分です
。
.
ミ︱
ちゃ
んとクロミ︱
ちゃ
んは、
みんなをち
ょ
っ
とだけびっ
くりさせようと思
っ
たのです
。
﹁
なんだ︱
、
青鬼はミ︱
ちゃ
んだっ
たんだ︱
﹂
﹁
赤鬼はクロミ︱
ちゃ
んだ
っ
たんだね︱
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちは言いました
。
﹁
ごめんごめん、
みんなをおどかそうと思
っ
たんだよ
︱
﹂
.
ミ︱
ちゃ
んは言いました
。
﹁
そうだよ、
今日は節分だからね
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んも言います
。
﹁
あはは、
ぷりんてぃ
んたち
、
みんなごめんね
﹂
﹁
おわびにみんなでお菓子を食べようね
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちは、
ほ
っ
と一安心。
.
そうですね、
後はみんなでお茶の時間です
。
.
ぷりんてぃ
んたちは、
みんな
、
にっ
こりと笑っ
て、
﹁
うん!
﹂
.
と、
うなずきました。
.
ミ︱
ちゃ
んとクロミ︱
ちゃ
ん、
そしてぷりんて
ぃ
んたちは、
みんなで仲よくお豆を年の
数だけ食べました
。
.
その後には、
お菓子と雛あられをい
っ
ぱい、
い
っ
ぱい食べました。
﹁
お豆は固いから、
お菓子だけの方がいいな
︱
﹂
.
と、
ぷりんてぃ
んたち
。
﹁
好きなものばっ
かり食べち
ゃ
だめよ﹂
.
ミ︱
ちゃ
んは笑っ
て言います
。
.
わあわあ言い合いながら
、
楽しい、
楽しいお茶の時間です
。
.
というわけで、
愛のフ
ァ
ンタジアランドの節分です
。
.
最後はみんな、
にっ
こりです
。
.
ちょ
っ
とびっ
くりしち
ゃ
っ
たけど、
楽しい節分にな
っ
て、
よかっ
たね
!
.
ねっ
、
ぷりんてぃ
んたち
!